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1.土木・建築コンクリート構造物の非破壊検査業務【非破壊検査ツール(i-TECS)】

概要

 近年、社会資本の老朽化が進み、コンクリート構造物の安全性が大きく問われています。厳しい財政状態の中で、社会資本のあり方は、「スクラップアンドビルド」から「ストックマネジメント」へと変化しています。弾性波レーダシステム(iTECS)は、コンクリート構造物の現状を正確に把握するため最も有効なツールです。

弾性波レーダシステム(iTECS)でできること

① コンクリートの厚さ測定
② コンクリートの強度推定
③ コンクリートの内部欠陥探査
④ ひび割れ深さの計測

  • iTECSとは、コンクリート構造物の非破壊検査である。
    iTECS装置を使用し、コンクリート表面にセンサ-を押し付け、その近辺を鋼球などのインパクターで打撃することで弾性波を発生させる。その弾性波を解析することでコンクリートの厚さ・圧縮強度の測定および内部欠陥の有無等を確認できる技術である。

    iTECSの特徴
    ①測定が簡単(センサーを手で押さえ、
      インパクターで叩くだけ)
    ②多機能(コンクリート厚さや内部状況、
      表面劣化、強度推定、ひび割れ深さの計測可能)
    ③高精度(コンクリートの厚さの測定誤差は5%以下)

    本装置は国土交通省「微破壊・非破壊試験による新設構造体コンクリート強度測定要領(案)」に適用されている。
    OECでは、iTECSを用いたコンクリート構造物の非破壊試験を行っている。

【現場写真】

2.土木・建築コンクリート構造物の非破壊検査業務【非破壊検査ツール(CTS-02)】

概要

 近年、社会資本の老朽化が進み、コンクリート構造物の安全性が大きく問われています。厳しい財政状態の中で、社会資本のあり方は、「スクラップアンドビルド」から「ストックマネジメント」へと変化しています。コンクリートテスタ(CTS-02)は、コンクリート構造物の維持管理において、日常点検・簡易調査に適したツールです。

コンクリートテスト(CTS-02)でできること

① コンクリートの強度推定
② コンクリート表面の劣化度合い
③ コンクリート表面の浮き・剥離などの検知

 CTS-02は、ハンマーでコンクリート表面を打撃した際に得られる波形をコンクリート表面の変形(前半部分)と反発(後半部分)を分離することで、コンクリート表面の劣化状況、圧縮強度、剥離などの有無を計測することが可能です。
 コンクリート表面をハンマーで打撃するだけなので、簡単に計測ができます。従来の点検方法である打音法では、打撃音を人の耳で評価していました。しかし、CTS-02は、計測結果が数値として記録されるため客観性のある点検結果が得られます。また、コンクリート強度が表面の劣化状態等に左右されないように工夫がされています。
 OECでは、CTS-02を用いたコンクリート構造物の非破壊検査を行います。

【現場写真&測定器】